早く知りたい!性行為後すぐに性病はわかる?
性病に感染しても、感染直後は検査しても感染の有無はわかりません。
検査して明らかに結果がわかるまでには、性病の種類によりますが、1日から3か月かかります。
早期発見・早期治療をするためには、感染の可能性がある性行為のあと、時期を分けて3回ほどは検査をするのが望ましいでしょう。
クラミジアや淋病およびトリコモナスは、性行為の1日から2日後なら検査が可能です。
ヘルペスは2日から10日後となります。
梅毒はひと月後です。
HIVはひと月後から3か月後です。
B型肝炎は2か月から3か月後で、C型肝炎なら3か月後でないと感染の有無は判断できません。
そうであるならまとめて3か月後に、というのも望ましくありません。
2日後になら感染の有無がわかる性病に感染していた場合、それまでに症状が進行してしまうからです。
性病の検査は、病院以外に保健所でもおこなえます。
検査キットを通販で購入し、自宅でキットを使って調べるという方法もあります。
自分が利用しやすい方法で、検査可能なタイミングを見計らい、なるべく早めに検査することが望まれます。
HIVに感染していた場合、治療開始は一刻でも早くおこなうことが必要ですから、ひと月後と3か月後の2回検査するのが理想です。
つまり検査するタイミングは、感染の可能性がある性行為の2日後とひと月後、3か月後ということになります。
HIVに感染して何の治療もしないでいると、確実に死に至りますから、検査は自分の命を守るために不可欠なことです。
検査は簡単におこなえるようになっています。
保健所の中には、採血の数十分後に結果を出して知らせているところもあります。
保健所での検査なら、無料で匿名でおこなえます。
顔を知られたくないという場合は、検査キットを使って自宅で調べられます。
購入するときに名前は必要となりますが、郵便局留めや宅配会社の営業所での受け取りという選択もできるため、住所は知られずに済みます。
カンジダにはエンペシドで治療しよう
女性がかかるカンジダは、カンジダ菌という真菌つまりカビによって起こる腟炎です。
カンジダ菌は、普通にヒトの皮膚や粘膜に存在する常在菌ですが、腟内で異常増殖することがあり、腟カンジダを発症させます。
性行為によって腟カンジダになることもあるため、性病に数えられることもありますが、性行為以外の理由でなることも多く、女性の5人にひとりはかかる病気です。
腟カンジダは治癒したあとも、ホルモンバランスの乱れや免疫力の低下などによって、再発することがあります。
ヨーグルトやカッテージチーズのような白濁したおりものがあったら、膣カンジダである可能性が高いです。
すぐに検査してカンジダであることが判明したら、即治療を始めましょう。
カンジダの治療にはエンペシドが用いられます。
病院で処方を受け、2週間使用すると、カビを死滅させることが可能となります。
ただ、カビというのは目に見えなくなり、消えたようになっても残っている確率が高く、カンジダも治癒したように見えてもしばしば再発します。
エンペシドを使うと3日後くらいから、症状の改善が見られます。
しかしおりものがなくなったとしても、菌がまだ残っている可能性は大いにあるため、2週間は使用することが望まれます。
完全に滅菌して、再発を防ぎたいものです。
病院で一度エンペシドを処方された場合は、再発した際に市販薬を利用できます。
再び病院に行く必要がないので、利用するのが楽です。
初回から市販薬を手に入れることはできません。
果たしてカンジダかどうか、自己判断はできないからです。
しかし、一度医療機関でカンジダと診断され、エンペシドを処方されているなら再発した時の対応は、自分でできるようになっています。